赤本って何?





赤本って何?

赤本って何?
イメージ画像。通常は大学名が表紙に書かれている

部活に所属していた人は分かると思いますが、本当に高いレベルの試合になってくると、試合前に相手校の研究をしなければ勝てません。サッカーなら対戦校にどんな選手がいて、どうやってその選手を封じ込めるかなどを事前に研究して対策を練っておかないと勝てません。ぎりぎりの差の試合になるほど、その事前の対策が効いてきます。
受験も一緒です。圧倒的に学力のある人間が簡単な大学を受ける場合は別ですが、ぎりぎり難関大学に挑戦する場合は、事前の試験対策が必要になってきます。その試験対策に使えるツールが赤本です。

私立大学の入試問題を集めた過去問題集が赤本

赤本とは赤い表紙をしているので赤本といいます。例えば同志社大学や甲南大学、明治大学や成城大学、日本大学など大学別に作られていて、その各大学の名前が赤い表紙の正面に黒字で記されています。
内容は各大学の過去5年間ほどに行なわれた入試問題を集めた問題集になっています。別に高校3年生の春や夏に赤本を解く必要はありませんが、秋以降には目を通して志望校の試験問題を眺めておく必要が出てきます。どういった問題がどの程度のレベルでどういう風に出るのかが分かるからです。

日本史の例

日本史の例 例えば日本史の問題を考えてみましょう。同じ日本史と言っても、各大学によって問題の作り方が違っています。例えば「西郷隆盛」という人物を試験用紙に鉛筆で書かせる形の試験もあれば、1-西郷隆盛、2-坂本龍馬、3-高杉晋作という選択肢の中から1番の西郷隆盛を選んで、その番号を専用シートの中に探し、対応部分を鉛筆で塗りつぶすといった問題の作り方もあります。
前半タイプの問題を記述式といいますが、仮にあなたの受験する大学が記述式の日本史問題を出すのなら、用語を正確な漢字で書けなければいけません。当然、漢字練習も意識した形で勉強を進めていく必要があります。
そうした各大学の問題傾向を赤本が教えてくれるのです。

赤本はきっと高校にもある

赤本は本屋に売っていますが、安くはありません。実際に赤本を触ってみたい場合は、高校の入試準備室などに出掛けてみてください。赤本がたくさん並んでいると思います。志望校が決まっていない段階であっても、何となく知っている大学を手にとってぱらぱらと中身を眺めてみましょう。一気にやる気が出てきます。







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