偏差値って何?





偏差値って何?

偏差値って何? 受験生になると、偏差値という言葉と無関係ではいられなくなります。しかし、偏差値とは何かを受験生の始めのころはなかなか理解できないと思います。一体偏差値とは何なのか? 今回はじっくりと考えてみたいと思います。

偏差値とはドラゴンボールのスカウターに似ている

漫画『ドラゴンボール』にスカウターという道具が出てきます。登場人物の戦闘力を計測する便利な機械で、数値が高いほど強いという話になります。
偏差値も似ています。その偏差値という数値が高いほど、受験生として学力が優れているという計算になります。スカウターのように数万という数値にはならないのですが、偏差値の上限はだいたい80前後で下限が30前後、その数値の中で自分がどれくらいの学力を持っているかが分かるようになっているのです。

50が平均値

50が平均値 偏差値50は基本的に平均的な学力状態を意味します。偏差値は点数とは違います。あくまでも他人との関係性の中で決まってきます。例えば100点満点中のテストで、あなたを含めた受験生全員が70点を取ったとします。するとあなたの偏差値も50になります。平均点と同じ点数を取ると偏差値は50になると考えて構いません。
しかし同じテストであなただけが0点を取り、他の受験生全員が100点を取れば、あなたの偏差値は極限まで下がります。逆にあなただけが100点を取り、残りの受験生全員が0点だった場合、あなたの偏差値は極限まで上がります。
つまり、偏差値とはテストの平均点に対してどのくらい上にいるのか、下にいるのかを分からせてくれる数値なのです。平均点よりいい点を取るほど偏差値も上がり、悪い点を取ると偏差値も下がるのです。

正確な偏差値を知りたいなら、たくさん受験者がいる模試を選ぶ

例えば10人しか受けない模擬試験で偏差値70を取った人と、10万人受ける模擬試験で偏差値60を取った人、どちらがすごいと思いますか? 一概には言えませんが、少なくとも正確さでいえば、10万人もの受験生が受ける模擬試験で出た60という偏差値の方が、実際の学力を示している可能性が高いです。
10人しか受けない模擬試験では、あなた以外の9人の学力によって偏差値が簡単に上下してしまいます。9人の東大レベルの受験生と争えば偏差値は下がるでしょうし、逆に9人の幼稚園児と争えば偏差値は上がりやすくなります。
しかし10万人も受験生がいる模擬試験なら、いろいろな受験生が混じっているため、より信用できる偏差値が期待できます。その年の総受験生数に模擬試験の受験者が近いほど、模擬試験で出てくる偏差値の結果はリアルな数値になります。
これから腕試しで模擬試験を受けるなら、可能な限り規模の大きな模擬試験、例えば大手予備校が主催する模擬試験を受験すると良いでしょう。







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