国公立大学と私立大学の違いは?





国公立大学と私立大学の違いは?

国公立大学と私立大学の違いは? 全国にはどんな大学があるのか一覧表を見てみるとすぐに分かりますが、大きく分けて国公立大学と私立大学という2種類の大学があります。国公立とは国立・公立を1まとめに表した言葉ですが、この両者はどういった違いがあるのでしょうか?

高校の私立、公立の関係に近い

国公立大学と私立大学、その違いは高校生にとっては理解しやすいです。皆さんが私立高校に通っているのか県立・府立・都立・道立など公立高校に通っているのかは分かりませんが、中学3年生のときにどちらかを選んで受験し今の母校が決まったのだと思います。

【私立高校】

  • 受験科目が少ない
  • 授業料が高い
  • スポーツ校など特色のある学校も多い

【公立高校】

  • 受験科目が多い
  • 授業料が安い
  • 地元の人間が多い

その他にもいろいろと違いはありますが、こうした私立高校と公立高校の違いは、国公立大学と私立大学の違いにも通じている部分が多くあります。

国公立大学とは国や地方自治体が運営する大学

国公立大学とは国や地方自治体が運営する大学 国立大学といえば皆さんの住んでいる都道府県にも必ずあるはずです。全国的に知名度の高い国立大学は東京大学や京都大学などになります。そうした大学は公立高校と一緒で、

  • 受験科目が多い(国語、英語、数学、社会、理科など5教科が多い)
  • 授業料が私立と比べて半分くらい

という特徴があります。文系から理系までいろいろな学部が存在し、全国からもいろいろな生徒が集まるので、雑多な人間の存在も特徴の1つです。

私立大学は会社が運営する大学

私立大学も日本全国にあります。いろいろな私立高校が日本全国にあるように、私立大学も大都市を中心に存在します。有名な私立大学は関東でいうと早稲田大学、慶應義塾大学など、関西でいうと同志社大学、立命館大学などになります。1つ1つの学校が独立した会社のような存在で、それぞれの学校の先生もサラリーマン先生です。

  • 受験科目が少ない(国語、英語、社会など3教科)
  • 授業料が国公立より高い

という特徴があります。また、国公立大学と違って、特定の目的を持って設立される大学が多いので、上智大学や青山学院大学、立教大学のようにキリスト教の精神をベースに作られた大学もありますし、龍谷大学のように仏教の精神をベースに作られた大学もあります。
日本体育大学のように体育を専門に教える大学もありますし、成城大学のように文系しか存在しない学校もあります。
私立大学は各学校のブランドイメージを重んじ、それぞれがブランド作りとその維持に懸命になっています。ただし、普通の会社と一緒で、生徒が集まらずに学費(収入)が入らなければ倒産してしまいます。実際、最近では人気の低い大学は倒産が始まっています。

どちらが優れているという話ではない

国公立、私立、どちらを卒業したから得をするという話はほとんどありません。ただ、私立大学に関していえば数が多過ぎて、生徒が集まらない学校も出てきています。そうした大学に不用意に入ると、将来母校が倒産してしまうというリスクもあるので注意してください。







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