国公立大学を受験するにせよ、私立大学を受験するにせよ、試験を受ける前には「試験を受けたいです」という希望を大学の側に出さなければいけません。手続きをし忘れれば、せっかく勉強をしたのにもかかわらず試験すら受けられないという事態にもなりかねません。今回はその作業を中心に考えてみたいと思います。
国公立大学を受験するにせよ、私立大学を受験するにせよ、願書を提出しなければいけません。願書とは受験の希望を大学に伝える書類をいいます。
○ 国公立大学の場合
国公立大学の場合、
センター試験(1月)
↓
国公立大学の個別学力検査(2月から3月)
という感じで、試験を基本的には2回受けなければいけません。そのため2回、願書を提出しなければいけません。
以上の流れを踏まえると、
センター試験願書提出(10月)
↓
センター試験(1月)
↓
国公立大学の個別学力検査願書提出(1月末から2月初め)
↓
国公立大学の個別学力検査(2月から3月)
という形になります。
○ 私立大学の場合
私立大学の受験は基本的に1回です。入学試験は通常2月中に行なわれるので、
※早稲田大学の例
入学試験願書提出(2014年の場合1月6日から1月27日)
↓
入学試験(2月中※学部による)
という感じになります。他の私立大学も基本的には一緒で願書を事前に提出し、その後に本番の試験を受けるイメージになります。
願書の提出は親御さんに任せるのではなく、自分で行なう必要があります。特に親御さんは入試システムをご存じない場合もあるので、自己責任で提出してください。
私立大学の願書は受験校が有名な場合、一般の書店で購入できます。各大学に問いあわせれば間違いなく手に入ります。センター試験の願書は高校で受け取るか、浪人生の場合はセンター試験会場となっている各大学か、全国学校案内資料管理事務センターから郵送で取り寄せてください。国公立大学の個別学力検査願書は、希望の大学から直接取り寄せておきましょう。