志望校の選び方 前編





志望校の選び方 前編

● 大学が全入時代になりました。大学全入時代とは、志望者数よりも募集定員の方が多い状態を意味します。要するに、選ばなければ大学に誰でも入れてしまう時代になって久しいのです。
子どもの少ない社会は今後も劇的には改善していきません。大学側も限られた生徒を獲得しなければ倒産してしまうので、必死になって生徒集めを行なっています。学生に優しい説明会を開催し、学生が興味を引きそうな学部を新設し、学生が受験しやすい受験科目を設定しています。
誰でも大学に入れる時代に、どうやって大学を選べばいいのでしょうか? 今回はその方法について考えてみます。

■ 志望校は3ステップで決める

基本的に志望校は3ステップで決めると良いでしょう。ステップ1からステップ3へと進むイメージを持つと失敗が回避できます。順序を逆にしたり、一気に考えようとしたりすると迷ってしまうので、すっきりとシンプルに3ステップで志望校を決めてください。

以上の3ステップです。非常にシンプルですが、逆をいえば大学は以上の3ステップで選択ができてしまいます。結局は志望校に合格するまでの努力の方が圧倒的に大変なので、目標はさくっと決めて「やる気スイッチ」をオンにしてください。

■ ステップ1:志望動機(ゴール)を改めて思い描く

志望動機(ゴール)を改めて思い描く 皆さん、どうして大学に行きたいのでしょうか? 何を学びたくて大学を目指すのでしょうか? 「何となくいきたい」「4年間は遊びたい」「とりあえず就職だけはしたくない」という高校生もたくさんいると思いますが、残念ながらそういった学生の大半は現状でかなり遅れをとっていると実感してください。
志望校へストレートで合格できる高校生と合格できない高校生は、志望動機の時点でかなりの差があるのです。「デザイナーになりたいからどうしても芸術を学びたい」「ラグビーで早慶戦に出場し早稲田を倒したいから慶応を目指す」「学生時代に経営学を学び、社会に出てからもう一度大学院に戻ってMBAを取りたい」など、動機は何でも構いませんが、熱い思いを持っているかどうかで大学受験に対する姿勢が変わってきます。あなたの同級生でも上述のような夢を持って大学受験に挑んでいる人が山のようにいるのです。
仮に確かな志望動機を持たないまま受験勉強を始めたとしても、必ず勉強のペースはダウンしますし、迷いも恐怖も起こってきます。志望動機が決まらなければ大学も決められません。大学が決められなければ、何の科目を勉強するのかも決められません。結局は1歩も踏み出せないのです。
大学に入って何をしたいのか、本気で考えてください。仮に、
「いや、俺は、私は本当に4年間、遊びたいだけなのだ」
というのならば、このサイトをこれ以上見る必要はありません。勉強0でも入れる大学はいくらでもあるからです。







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