志望校の選び方 後編





志望校の選び方 後編

大学が全入時代に突入し、選ばなければ誰でも大学に入れる時代になりました。だからこそ逆に志望校選びが難しくなったという側面もあります。そこで今回は前編に続き、志望校選びの方法を考えていきます。

今回の後編ではステップ2とステップ3を考えたいと思います。

■ ステップ2:学べる大学を全国にピックアップする

学べる大学を全国にピックアップする ステップ1で志望動機を決めたら、今度はその志望動機を満たせる大学、学部、学科を全国に探します。立地条件などを無視して、とにかく全国に希望の学部、学科を見付けてください。
例えば映画を学びたいと思えば映画を学べる芸術学部・芸術学科を持つ大学を探します。村上春樹の小説を勉強したいと思えば、現代文学で有名な大学を全国に探します。この際、国立大学・公立大学・私立大学関係なく探してください。国立大学、公立大学、私立大学を絞り込む作業は後です。アニメを学びたいならアニメを教えている大学を、私立国立関係なく探すのです。
何を学びたいかが決まっていないと、このピックアップの作業ができません。ステップ1をしっかりとクリアした上でステップ2に入ってください。

■ ステップ3:国公立⇔私立 自宅通学⇔下宿を決める

国公立⇔私立 自宅通学⇔下宿を決める 自分の志望動機を満たす大学を見付けたら、その中から絞り込みを始めます。まずは大まかに国公立の大学にするか私立の大学にするかを選んでください。国公立と私立大学の違いは別のページで改めて述べますが、別に国公立の方が偉い、私立の方が偉いという話はありません。東京大学や京都大学のような名門国立大学もあれば、東京大学や京都大学に負けず劣らずの私立大学、例えば早稲田大学や慶応義塾大学もあります。
一般的に考えて国公立大学は受験科目が多く、私立大学の方は受験科目が少ないです。数学を高校時代から捨てていた人が大学受験で数学を復活させるとなると大変です。
また、お金の問題もあります。学費や入学金は国公立大学の方が安いです。ただ、国公立大学の安さにこだわる余り実家から遠い国公立を選ぶと、1人暮らしのお金が発生します。親の負担を考えると、

  • 国立大学の実家通い
  • 私立大学の実家通い
  • 国立大学の1人暮らし
  • 私立大学の1人暮らし

という順番で負担が増えていきます。経済的に困難な状況があれば奨学金などの手もありますが、親の援助の下で大学に通う方法が一般的です。親の経済状況も考えながら志望校を選んでください。







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